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日本語クラス「せかいじん」~違い認め笑顔で会話

活動の様子
日本語クラス「せかいじん」は、日本語を学ぶ外国人を支援している。中原市民館主催の日本語ボランティア養成講座の受講生有志が1996年に設立。現在10人のメンバーが、主に同館会議室で毎週金曜日の夜間に活動する。
中国、韓国、ベトナム、スリランカなど数カ国の20~30歳代の主婦や会社員らが参加。日常生活に困らない程度の会話力の習得を目指す。習得度によってグループに分かれ、全員が日本語で会話をする。「日本の好きな食べ物は?」の質問に、「お寿司(すし)」、「親子丼」、「カツ丼」―と答えが続く。すかさずメンバーが「丼は茶わんではなく『どんぶり』です」と持参したタブレットで映像を見てもらう。
身ぶり手ぶりも交え、会話を続けていく。自分たちが当然のように使っている言葉について質問され、ドキリとすることもある。その度に、一緒に日本語を学んでいると感じる。
「街がきれい」「治安がいい」「コンビニが多い」、そして「便利過ぎて会話が少なくなる」といった声は、あらためて日本を考える機会になる。文化の違いを再認識し、互いに理解し認め合う。代表の大島とみ子さんは、「歴史も文化も違う人たちが同じ話題で笑い合えることがうれしい」と話す。
会員募集中。問い合わせは大島さん 電話044-799-9303(ファックス兼用)。
(2015年3月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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