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蔵敷生活学校~学び実践し絆深める~

15人のメンバーが並んだ写真
「学んだことは、実践に移してこそ面白い」と、40年を超え活動を続ける「蔵敷生活学校」。
発足は、1973年9月。宅地化が進む宮前区の蔵敷地区で新住民となったPTA仲間が、「地域で学びませんか、仲間づくりをしませんか」と呼び掛け、多くの母親の賛同を得た。現在も約40人で活動している。昨年、記念誌「40年のあゆみ」を発刊した。
「そのときどきの気になることを一緒に学び、実践に移し絆を強めてきたことが継続している理由ではないでしょうか」。現代表の黒田美智子さん(75)は言う。
食品添加物問題の学びから手作りみそやたくあん作りを経験。食への関心は高まり、女性の自立を学んだことから、高齢者への配食・福祉サービスへ展開した。身の回りの問題から世の中の動きへ関心を広げていった。
当初の活動場所はプレハブの高津市民館菅生分室。廃止寸前の分室の建て直しを市に働き掛けようと「菅生分室を盛り上げる会」を結成。10年にわたる運動の結果、市内の市民館分館第1号として87年、現在の活動拠点である宮前市民館菅生分館が完成した。
代表補佐の友納緑さん(83)は「ここには仲間がいます。仮に将来、老人施設に入るとしても、ここへ通える場所を選びます」と話していた。
(2015年4月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)  

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