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和光大学地域連携研究センター~学生が市民に育つ場~

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和光大学は川崎市と町田市に隣接し、里山に囲まれた環境にある。従来から「鶴見川流域ネットワーキング」などの自然保護活動への参加や、「禅寺丸柿ワイン」などで川崎市麻生区岡上地域の人たちとの協働などが実施されてきた。さらに地域に対しての窓口を明確にし、積極的に交流することで地域が求めている課題を探ることを目的として「地域連携研究センター」が、2016年4月に開設される。
同大学は、学生の地域活動に対して、ノーサポート・ノーコントロールを原則として、学生の自主性を重んじ、活動を支えてきた。センター設立を機に、学生が持つパワーをさらに地域と結びつけ、社会教育の充実、継続的な地域貢献拡大を目指している。この地域連携の思いは11月に開催された設立記念フォーラム=写真=で参加者に強く訴えられた。既に、岡上の農家と連携したワイン醸造のためのブドウの栽培が始まっている。また、「麻生市民交流館やまゆり」における講座の開設などの検討も進められている。
「生き方が多様化するなか、社会活動に受け身でなく、自ら進んで参加する学生が市民として育ち、和光大学が地域にあって良かったと言われる存在でありたい」と、4月にセンター長に就任する予定の小林猛久教授は語った。
(2015年12月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)    

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