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グループまゆ~リフォームで外出を

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おしゃれをして外出の機会が増えると、日常生活がより楽しく豊かになる。性別、年齢、障がいの有無にかかわらず気持ちが明るく前向きになる。
「グループまゆ」は障がいのある人や高齢者一人一人の状態に合わせた衣類を作っている。60歳代~80歳代の女性6人のメンバーは、喜んでもらえることにやりがいを感じながら作業を続ける(=写真)。
きっかけは川崎区社会福祉協議会主催「からだにやさしい服づくり」講座。受講後の有志が、1992年4月に同グループを設立した。
イベントに積極的に参加して、試作した衣類を展示。多くの人に知ってもらうことで、さらに実情に合った工夫につながる。車いす利用者が雨の日に外出できるように試行錯誤した雨ガッパは、介護する人からも感謝される。縁取りやクルミボタンなどに蛍光性のある生地を使った衣類で、夜間外出の安全にも取り組む。着脱しやすいなどの機能面だけでなく、デザインがおしゃれなことも大事な要素だ。
高齢者や認知症の人が多くなり、着替えがめんどうになって外出がおっくうになったという声も増えた。そのためリフォームのアドバイスにも力を入れる。代表の永野聖子さんは「ちょっとした工夫で楽になります。不自由を我慢しないで相談してみてください」と呼びかける。連絡は永野さん電話1(プッシュホン)044-277-7799。
(2016年1月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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