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みどりなくらし~子育て世代をつなぐ~
川崎市の年少人口(14歳以下)はここ数年増え続けている。「みどりなくらし」は、この次世代を担う子どもたちに「みどり豊かなあたたかい社会を残そう」と活動する市民団体だ。
活動は「子育て広場」「コミュニティカフェ」「講座」の3本柱。生活協同組合で11年間、理事を務めた代表の堀由夏さんは、任期満了後にこの団体を立ち上げた。半年が過ぎた今は、他団体が主催するイベントに積極的に参加し(=写真)、時には企画段階から入り、ネットワークづくりにも力を入れる。
昨年10月、はぐるま稗原農園(宮前区)で行われた親子野菜収穫体験では「子育て広場」担当として参加。子どもたちは野菜の収穫や虫とりに、時間がたつのを忘れて夢中になる。収穫した野菜は料理研究家の指導のもと、ジュースにした。普段は野菜が苦手な子どもがゴクゴク飲む姿に驚く親たち。
キーワードは「楽しく、おいしく、かわいく、オシャレに」。親子で親しんでもらおうと木をモチーフにオリジナルキャラクターも作った。子どもが増え続ける市の実態に堀さんは「次世代の日本を担う人材を育てるくらいの役割を感じる。でもまずは目の前の親子が笑顔で地域に仲間ができるきっかけづくりをしていきたい」と話していた。ホームページは「みどりなくらし」で検索。
(2016年3月5日 神奈川新聞掲載 市民記者 清水まゆみ)