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NPO法人川崎介護福祉士会~安心の地域へ講習会~

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「車いすは元気な人は使わない。便利だが使い方を間違うと危険にもなる」と大戸小学校4年生が車いすの体験講習を受けた(=写真)。「レバーを踏み込んで障害物を越えるのが一番難しい」と児童。一緒に参加した教諭は「持ち上げられる時は怖いので、声掛けが必要だということが分かった」と話す。
講師を派遣したのはNPO法人川崎介護福祉士会。ホームヘルパー研修を通じて知り合った人たちが「手助けを必要とする人にとって安心して暮らせる地域」を目指し団体を設立。10年後の2009年には一般の人も会にかかわれるようにとNPO法人化した。
会員は現在、114人。市内7区それぞれの会員が自分の住む地域の学校、企業、銀行、町内会などの要請を受けて、車いす体験講座などをボランティアで開き、介護技術を教えている。これが会員同士の仲間づくりにも役立っている。
また、介護技術向上と人材育成のために毎年5回、生涯研修講座を開催している。参加しやすいようにと、本年度からこの講座を無料とした。運営費は会費のほか、自分たちの能力を発揮して得た資金をあてている。
          
「会員の声を吸収し、活動してよかったと実感が湧く会にしていきたい」と横手修治理事長は語る。
(2016年4月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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