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絵本の会あいあい~自然との出合い提供

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絵本を読んだ後には、必ずと言っていいほど絵本のモチーフとなる木の実や花びら、時にはカニや魚など、自然の素材が登場する。紙上に広がる「絵本」の世界を、本当の自然につなげる。「絵本の会あいあい」のお話会ではそんな読み聞かせをしている。
プラザ大師の読み聞かせ講座の受講生が立ちあげた「絵本の会あいあい」は、市内のわくわくプラザや市民館で、そんなお話会をして14年になる。
4月6日、花曇りのこの日は、大師河原の公園でお話会。生きものや自然の絵本を読んだ後に、絵本に登場したヘビのパペット(手人形)がやってきた(=写真)。草の上に並んだ子どもたちの前で、「ぽかぽか春がやってくるとヘビさんが出てくるぞ~」と2匹のやりとりが始まった。
そして次に登場したのが「三線」だ。沖縄の楽器だが、ニシキヘビの皮が張ってある。さすがに本物のヘビを持ってくることはできないので、代わりの出番となった。メンバーがテンテンと鳴らし、「海の声」と童謡の「春が来た」を一緒に歌った後、子どもたちが恐る恐る触りだす。手のひらに本物のヘビのうろこの感触が伝わる。
「これからも絵本と自然の出合いの場となるようなお話会を続けていきたい」。あいあいの願いだ。
(2016年5月14日 神奈川新聞掲載  市民記者・佐川麻理子)

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