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NEC玉川吹奏楽団~多彩な曲で会場満喫
NEC玉川吹奏楽団は、NEC玉川事業場(川崎市中原区)や近隣事業場に勤務する同社と関係会社の社員約60人による吹奏楽団だ。設立は1957年で来年創立60周年を迎える。
当初は社内行事での演奏がほとんどだったが、「地元川崎の皆さんと共に」という思いから、小学校で音楽鑑賞教室を実施。現在は定期演奏会やチャリティコンサートなどの形で市内を中心に数多くの演奏会を行っている(=写真)。
今年5月には事業所近隣住民を招待した「第13回なかはらふれあいコンサート」を社内ホールで開催。遠出が困難な高齢者や子育て中の親子にも気兼ねなく参加してもらえるよう、来場者に年齢制限を設けていない。アニメソングから童謡メドレーまで多彩なジャンルの曲を披露し700人規模の会場を埋めた聴衆を楽しませた。
同楽団が作曲家に依頼して完成した曲の一つに「ファンファーレ『はやぶさ』」がある。小惑星探査機はやぶさプロジェクトの成功を記念したスケールの大きな曲で、団員は日本の技術力への誇りを持ちながら特別な思いを込めて演奏している。
副楽団長の久野秀策さんは語る。「今後も皆さまに感銘いただける演奏を心掛けたい。ぜひ、演奏会に足を運んでみてほしい」。次回の無料演奏会は、「第12回ファミリーチャリティーコンサート」で10月23日(日)、NEC玉川事業場ルネッサンスシティホールで予定している。
(2016年7月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)