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ダンスラボラトリー~ダンスで夢は大きく
会の立ち上げは2014年、障がい児を持つ母親たちの「子どもがダンスを通じて自信を持ち、何かできることを伸ばせたら」という思いだった。「ゼロからのスタート」「暗中模索」の中で、合言葉を「誰でもできる楽しいダンス」に、仲間づくりから始めた。目標は、20年の東京パラリンピック・エキシビジョンにダンスでの参加だ。
「無理せず、ゆるく、楽しく」という会の雰囲気をそのままに、活動範囲を確実に広げ2年が経った。今や、会のメンバーは親子会員を合わせれば60人という大所帯に成長した。プロのダンス講師4人とアシスタント2人が指導しているが、アシスタントはこの会の障がい者メンバーが務めるまでになった。
「1年間、何も受け入れずにいた子が突然、心を開いて踊り始めたときは、運動効果以上に心のつながりを感じました。母親たちの『踊ることで、子どもが生き生きと元気になり、ここで仲間と会えることが最高の楽しみ』との声が励みです」と代表の園部由美さんは語る。
地域活動では、ワークショップを開き、イベントにも積極的に関わる。今月16日には、高津区まちづくり協議会主催の「キャンドルナイト」に出演予定。オープニングで披露するダンスに汗を流して取り組む日々だ(=写真)。詳細は、ホームページ(http://dancelabo.ict-iig.com/)。
(2016年9月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)