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ヤマユリいっぱいの会~「区の花」を楽しんで

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2014年、川崎市麻生区政30周年記念事業として区の花を公募し、「ヤマユリ」が選定された。同区には百合ヶ丘など、地名の由来になっている所があり「ヤマユリ」は区民に愛されている。昭和の頃のように自然のなかで自生させたいと、熱心な活動をしている人たちも多い。
ヤマユリの名称を冠している「麻生市民交流館やまゆり」の運営ボランティアである藤田康郎さんは、同館の周辺にヤマユリを咲かせたいと賛同者を募り、今年4月に有志7人で「ヤマユリいっぱいの会」を立ちあげた(=写真)。
ヤマユリは直射日光を嫌い、適度な湿気が必要など、生育条件が厳しい。メンバーはまず周辺の土壌を改良し、ツツジを植栽したり、雑草で日陰をつくったりと努力を重ねた。果たして成果が出るか疑問だったが、努力のかいあって、8月に見事な花を咲かせることができた(=写真右下)。
ヤマユリは、外来種のユリとの違いが分からない人が多いのが現状。そこで、活動を通じて身近に「区の花」について知ってもらいたいと、同館を管理運営する「認定NPO法人あさお市民活動サポートセンター」に応援を仰いでいる。
「来年はさらに多くの花を咲かせて、ヤマユリに集まる地域の人々の目を楽しませたい」。藤田さんらは活動の場を広げるつもりだ。
(2016年11月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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