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ワクワクワーク~「食の大切さ」伝える
ワクワクワークは「料理を作ること」と「食と心の振り返りワーク」を通じ、自分自身にとっての「食の大切さ」に気づいてもらうのが狙い。2007年に活動を始め、現在メンバー10人が中原市民館料理室など、主に武蔵小杉地区で活動している。
代表の菅野のなさん(36)は、幼いころから、管理栄養士の母親に確かな食材を使った食の大切さを教えられて育った。結婚を機に幸区小倉で暮らし始め、子どもが1歳の時、自分の中に根付いていた「食の大切さ」を広く伝えていきたいと、母親と2人で教室を立ち上げた。近くのカフェにチラシを置かせてもらい、口コミや自身のブログで発信し参加者が増やしていった。
料理を作った後に行う「食と心の振り返りワーク」は、自分自身の食と向き合うための手法という。時には、自分の朝ごはんを書きだし、話すことで自分の食の裏側にあるものに気付いてもらう。「答えは自分自身の中にある。自身の気付きで、例えば朝、みそ汁を飲むように意識する、といった一歩が踏み出せる」と菅野さん。
夏休みには親子料理教室を開き、お父さんたちが子どもと食を楽しむ機会もつくっている(=写真)。
「菅野さん親子の家に迎えられているような空気感が好き」と好評で、受講生の中から講師も生まれた。「今後は食育の視点を強め、一歩一歩輪を広げていきたい」と菅野さんは話している。
(2016年12月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)