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多摩区まちづくり協議会~安心子育てのまちへ

子育て世代の支援について話し合うシニア世代の男女の様子
多摩区まちづくり協議会(以下まち協)は2008年、誰もが住み続けたいと思える町を目指し、区と協働して区民が自主的に課題を解決しようと発足した。現在、シニア世代を中心に委員30人がまち協の活動発表会「まちカツ!」や、市民活動団体との意見交換会「たまサロン」、市民活動団体やボランティア関心層に学びと交流を提供する「多摩★まち大学」などを運営している。
多摩★まち大学では「孫に好かれるシニアになろう」をテーマに初の体験型連続講座を企画。40歳以上の主に男性をターゲットにした。区の子育ての現状を「知る」をキーワードにした第1回目の講座には、約30人が参加した。
第2回の子育て支援団体の活動「視(み)る」では、「社会から取り残されている気持ち」というママたちの孤独感に驚き、最近の「イクメン」の様子にも話題は及んだ。第3回「考える」は9月7日に開催を予定している。シニアができる子育て支援の提案づくりが講座のゴール。その後、子育て支援活動団体へ提案し、シニアの子育て支援活動の参加を目指す。
講座企画検討チーム代表の高瀬健男さんは、「地域で本当に支援を必要としている人は誰か。まち協としてあらためて考えたとき、核家族化の中での子育て世代が見えてきた。まずはシニア自身が平成版子育ての現場を視て感じ、考えることから始めたい」と話している。
(2013年8月31日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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