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助産師運営 しゃべり場~ママを元気にしたい
ベテラン助産師・鈴木寄里枝さんと田中桃代さんが運営しているコミュニティー・サロン「しゃべり場」は、高津署隣の「写真のたなかや支店2階」で毎週月曜と木曜に開かれる。
鈴木さんは、病院退職後も「助産師の卵」らの指導を行い、田中さんは助産師5代目、保健所や地域で保健指導をし、看護学校の教師も勤めた。40年前の勉強会で知り合って以来の親友同士だ。
写真屋に嫁いだ鈴木さんが、写真館に訪れる客の育児の悩みに接するうちに、これまでの経験を活(い)かし、「バアバ的」な立場で社会に貢献できないかと考えた。毎日のように流れる幼児虐待などのニュースや心を痛め、同じ思いだった田中さんにも呼び掛け、誰でも気軽にお産や育児の相談の話ができる「しゃべり場」を立ち上げた。
話は母乳のことや、夫婦関係、自分の仕事のことまで幅広い。誰にも言えなかった思いに泣きだす相談者もいるが、ここから帰る時には明るい表情になってと願う。
「生涯を通じ、女性は精神的にも肉体的にも変化があります。まずママを元気にすることが第一。だってママはその家の太陽だから」。 お互いの健康を気遣いながら二人三脚、この活動を長く続けていきたいと思っている。
(2013年10月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)