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100人のろう者と出会おう!~将来の仕事に夢広げ

ドロケイなどの遊びを手話や身振りで参加者に伝える女性の様子
孤立しがちな聴覚障害のある子ども同士の交流を図りたい。そしてその子たちが同じ障害のある先輩たちと出会い、弁護士や薬剤師など、将来の仕事に夢をもたせたいと立ち上げた会である。
2006年の川崎市立聾(ろう)学校の教員・保護者向けの支援講座がきっかけになった。聾学校の関係者や、ろう者協会のメンバーなど8人の実行委員で翌年スタート、現在もその体制で会を引っ張る。
活動は2ヶ月に1回聾学校で、障害や年齢に関係なく子どもから大人まで、勉強やスポーツを楽しみながら1日を過ごす。ろうの子を持ったママが耳栓をしながらの料理教室もある。100人以上集まる夏・冬のイベントでは、子どもたちに企画を任せる。夏祭りには、お化け屋敷を考えた。「うらめしや~」という音声からの恐さを分からない子どもたちは、何か分からないものが腕に触る感じで怖さを表した。
参加者同士のコミュニケーションは、手話、身振り、筆談とあらゆる手段を使い、伝えたい気持ちを表す。聾学校の卒業生・大根田和美実行委員長=写真=は語る。「私と話をしたくて、時間をかけて手話を覚えてくれたろうの子の気持ちがうれしいです」。明日15日は、楽しいクリスマス会が開かれる。
(2013年12月14日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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