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日吉商店街連合会~「かぶと」で広がる輪

会長の深瀬さんとマイかぶとをかぶった出口さんの写真
「これからは、商店街自ら地域に出ていく時代」と日吉商店街連合会会長の深瀬武三さん(71)=写真右=は言う。連合会は幸区誕生と同じ1972年4月に設立。新川崎駅南西側の日吉地区6商店会(街)の約200店舗が加盟している。
日吉地区のシンボル「加瀬山」にある夢見ケ崎動物公園の「夢見ケ崎」は、室町時代の武将太田道灌がこの地で見た夢に由来する。地域の小学校では、この逸話を学ぶ。毎年11月、連合会主催で「日吉まつり」を開催している。
40回目の節目を迎えた2012年には、地域資源である「太田道灌」を新たな住民たちにも伝えようと「手作りかぶとコンテスト」を加え、「日吉まつり~道灌祭~」に一新させた。伊勢原市の「道灌まつり」をヒントに、歴史好きの青年部長・出口光徳さん(42)=同左=が「手作りかぶと」の型紙を考案。幸区役所日吉出張所で配布した。
昨年は50人が型紙から工夫を凝らし、コンテストに参加。終了後は「マイかぶと」をかぶり会場内を練り歩いた。深瀬会長は「家族で夢中になって『かぶと』作りをしたという参加者の話を聞き、感動した」と話す。
加盟店は「まつり」前から歳末売り出しまで「日吉スタンプラリー」で、地域の輪を広げた。 ゆるキャラ「どうかんクン」も生まれ、「甲冑(かっちゅう)も」という声も上がり、連合会は日吉の輪づくりに一層、意気込んでいる。
(2014年1月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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