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認定NPO法人キーパーソン21~キャリア教育を実践

先輩にインタビューする学生たちの様子
「夢を失い、どう生きたら良いか」と中学生の7割が悩んでいるという。キーパーソン21は、そんな小中高生が夢と職業意識を持ち、主体性のある大人に育つためのキャリア教育に挑んでいる。朝山あつこ代表の長男が深刻な学校崩壊に直面したことをきっかけに、2000年、子どもが大人と出会い将来を考える機会や仕組をつくろうと団体を設立。現在会員250人。
会は独自の教育プログラムを10以上開発。参加者もスタッフもワクワクできる発見を大切にする。首都圏を中心に約150校、2万8千人に夢を与えた。参加する前「良い大人はドラマの中にしかいない」と思っていた子どもにも変化をもたらした。
今月5日、横浜デザイン学院高等課程2年生にプログラム「かっこいい大人のニュース」を実施した=写真=。自分と社会の懸け橋となる先輩を事前に選び、インタビューして記事にすることで、社会や職業をリアルにとらえる企画だ。「給料は?」の問いで先輩が答えに窮すると「今の給料に満足?」という質問に変える。最後は手紙のやりとりで終了。
こうしたプログラムを地方組織と連携して広げ、有料講座を行うなど、補助金に頼らない組織づくりをしている。「会員を増やし、全国で一人一人に個別対応できるようにしていきたい」と朝山代表は夢を追い続ける。
(2017年11月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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