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緑プロジェクト~高津の自然守りたい

散歩道を歩く会の様子
高津区まちづくり協議会「緑プロジェクト」メンバー15人は、「ふるさと高津」の緑地を発見し、守り続ける活動をしている。
どうしたら緑地を残せるか?
市の緑地保全カルテに基づき、区内千平方メートル以上の緑地120ヶ所全てを調査することから始めた。2年間、計14回の調査探検は意外性の連続だった。その多くは家も建てられないような斜面地に点在。上からこわごわと下を見るような崖地があり、やぶをかけ分けて進むと急に広い野原に出たり、お墓があったりする。だからこそ「みんなで守っていきたい」という気持ちになったという。
その分析結果を36ページの報告書にまとめ、その成果を生かすため散歩道のルート開拓に乗り出した。
3月22日、「花かおる農・住おりなす上作延、高津区新散歩道を歩く会」=写真=を企画。観光地ではなく「繰り返し歩いてホッとできる」緑地を農地、寺社などとつなぐ散歩道を案内した。「溝の口駅から近い所にこんな農地や自然があるとは知らなかった」と参加者は口をそろえた。
「緑の大切さを観念的に訴えても共有されないから、ふるさとの緑地を体感し喜んでもらうことが重要だ。そこから市民レベルで緑を守る世論をつくり上げていきたい」という小磯盟四郎委員長の言葉には、実感がこもっている
(2014年5月17日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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