文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >NPO法人チャレンジドサポートプロジェクト~障がい者の余暇支援

NPO法人チャレンジドサポートプロジェクト~障がい者の余暇支援

ソフトボールを行った際の写真
「NPO法人チャレンジドサポートプロジェクト」は、知的障がい者の父親と教師を主なメンバーに2013年に設立された。グループホーム運営や余暇活動を通じ障がい者とその家族を支援していくことを目的としている。
事務局の今泉修一さんは特別支援学校の元教師。「障がい者は学校を卒業すると、親や施設職員以外の人と接する機会が少なくなり、運動不足やストレスで肥満になるといった健康不安が増す。また、親は自分がいなくなった後の子の将来を心配する」という。それが、障がい者の「あそびば」をつくりたいと余暇活動支援を始めたきっかけだ。
高津区内の総合型スポーツクラブに障がい者部門の設立を呼び掛けるなどし、ほかの障がい者自主活動グループとスポーツや創作活動、コミュニティカフェを土曜に開催している。ソフトボールには毎回、25名ほどが集まる。
「参加者の皆さんは活動を楽しみにしている。同じことを同じ時間に同じメンバーで同じように行えるのはとても大切なこと。そこに来ることで安心感が生まれる」と今泉さんは話す。
現在の課題は、活動場所の安定的な確保と障がい者理解を深めるための広報活動。運営には継続性が必要だが、専用の施設がない。「日ごろの地道な活動から障がいに対する理解をより深め、支援者や参加者を増やしたい」。連絡先は 電話044-750-9961。
(2014年7月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・島田悦子)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業