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NPO法人 川崎外出支援センター~自立と社会参加促す

スタッフ9人が並んだ写真
川崎市内で現在、視覚障害で障害者手帳の交付を受けている方は約2200人。自らが視覚障害者で理事長の舟橋正雄さんは、「利用者(視覚障害者)にとって本当に必要なサービスを提供したい」と2003年、「NPO法人 川崎外出支援センター」を設立した。現在事務所は川崎区東田町と多摩区宿河原にあり、ガイドヘルパー(障害者移動介護従事者)、ホームヘルパーを含めたスタッフ120人、利用者130人で運営している。
ガイドヘルパーは、障害のある方の外出を助け、自立と積極的な社会参加を促すのが仕事で、買い物や通院などをサポートする。安全はもちろん、的確できめ細かな情報の伝達が求められる。
視覚障害者にとって、行きたい時に行きたい場所へ行けるということは、気持ちが前向きになるということ。引きこもりの防止にもつながる。「新百合ヶ丘のアートセンターに行って、映画を副音声(バリアフリー上映会)で楽しんでいます」と、副理事長で自らが視覚障害者の大漉純子さんは外出の喜びを語る。
「利用者の気持ちがもっと分かるように、ヘルパーのスキルアップに努めたい。若いヘルパー、男性のヘルパーを募集中です」と事務局長の長谷川廣子さんは話している。
(2014年8月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・加藤紀広)

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