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親子日本語サロン~外国人の生活を支え

赤ちゃんを抱えながら日本語を習う外国人ママたちの様子
「親子日本語サロン」(濵田かおる代表)は、市国際交流協会が2012年に実施した「『日本語サロン』サポーター研修会」の研修生有志が立ち上げた。現在のメンバーは11人。幼い子を持つ外国人が、日常生活や子育てなどに必要な日本語、文化を習得するための学びの場を提供している。
さまざまな国の市民が参加しているが、ほとんど日本語を話せない人もいる。日本語での会話を進めていくにあたり、メンバーは自分たちで描いたイラストやプリントなどを使う。途中では子どもの歌を全員で歌うなど、親子で一緒に楽しく参加できるのも魅力だ。
サロンでの活動は日本語学習だけにとどまらない。子育ての相談をはじめ、「だしの取り方」「宅急便不在票の電話の仕方」など、日常生活の中で直面する個別の要望にも対応する。親子丼の作り方を教えてほしいと頼まれ教えたところ、後日、1人で作った親子丼の写真を送ってきてくれたこともあった、とメンバーはうれしそうに話す。
「慣れない環境で外出がままならない外国人の親は多いと思う。この活動を知って参加してもらい、日本での生活を楽しんでほしい」と、濵田さんは呼び掛けている。
次回のサロンは10月3日から開催予定。連絡は濵田さん(メール=nihongosaron@gmail.com)まで。
(2014年8月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・昆野夏子)

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