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DT08~高架下で住民ら交流

夏休みに開催された「キラキラアートボール」講座の様子
2014年7月、東急田園都市線「二子新地駅」の高架下に、コミュニティスペース「にこぷら新地」が誕生した。沿線・地域住民が集うスペース、芸術活動を支援する工作室ではアート講座なども開く。これを運営をするのがNPO法人「DTO8」(ディー・ティー・エイト)だ。
理事長の川﨑泰之さん(47)は、都市・景観デザインが仕事。「異世代のフラットな関係は仕事では得られない」と30代前半から高津区のまちづくりに関わり15年になる。
06年、東急電鉄の「田園都市線複々線化工事事業」に伴い、高架下にスペースが生まれることが分かった。その有効活用をテーマに同社と高津区、地域住民で第1回の「駅とまちのワークショップ」が開催された。川﨑さんは住民として初回から参加してきた一人。回を重ね「地域に集まる場所がない」という課題と、故岡本太郎氏を輩出したほどの地域に潜在するアート力から、「アート&コミュニティ」を施設のテーマとした。
夏休みに開催されたアクリル板に絵を描いて作る「キラキラアートボール」講座には10組以上の親子が参加。園児2人と参加した村田幸子さんは「子どもの描いた絵がキラキラ光ってすてき」と喜んだ。
「やりたいことがある人がやりたいことができるコミュニティー施設を地域で一緒につくっていきたい」と川﨑さんは話している。問い合わせは、DT08までメール(info@dt08.org)で。
(2014年9月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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