文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >ひまわり体操クラブ~障がい児 楽しく運動

ひまわり体操クラブ~障がい児 楽しく運動

バランスボールを使った運動をする子ども達と指導する男性の様子
「さまざまな障がいのある特別支援学級の児童が体を動かせる場所をつくろう」。母親たちが、場所を確保し専門家の指導を受け月に2回、「ひまわり体操クラブ」を開いている。登戸小学校の体育館、多目的室で縄跳びやバランスボール、足を交差させて歩き体幹を鍛える動きなどを行う。
参加する児童は本年度は10人ほど。障がい者スポーツの指導経験が豊富な荒井正人先生の「生まれながらのリズムを尊重する」というプログラムが楽しい。障がいの状況はそれぞれ異なり、家族が付き添うことが約束の一つだが、丁寧な指導で3年続いている。
代表の松澤みどりさんの小学4年の長女は心臓疾患のため心身の発達が遅れた。当初は他の参加者の動きを見ているだけだったが、今はどんなプログラムにも積極的に取り組み楽しもうとしている。「言葉がたくさん出る。状況を判断して行動することも、運動機能の向上とともに顕著になってきた」という。
松澤さんには障がい児の育て方を相談できる仲間がいる。「自分で始めなければならないことは多いですが、周りの人たちの力も貸してもらおうと思います」という。
お世話できる人数が参加者の限度といい、新たに受け入れられるのは卒業する児童と同じ人数。「今できることをやろう」と考え、安全を確保し、ゆっくり見守ることを大切に活動している。
(2014年11月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業