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宮崎小学校おやじの会~安全な通学路へ一役

交通安全の手作り看板の作り替えを行う様子
市立宮崎小学校(宮前区)の学区内には交通量が多い2本の道路が走る。通学路はアップダウンが続き、見通しが悪い所も多い。そこでPTAが主体となり交通安全の手作り看板約120本を交差点に設置、管理している。そして、古くなった看板の作り替えを担うのが「おやじの会」だ。
PTAの一組織として2000年に設立され、現在は約20人のコアメンバーを中心に活動している。看板作りのほか、運動会では保護者席を整理し、学校の祭りではつくねを焼いて盛り上げる。会長の泉直生さん(45)は「中学生になった上の子が小学1年の時から8年。子どもたちの笑顔が見たくて続けています」と言う。
10月19日には看板の作り替えを行った。PTA委員のお母さんと古くなった看板を解体、新しい看板の木枠を組みペンキを塗る。毎年6年生が卒業記念に各クラスで看板の標語をつくる。その一つ「『わたっちゃえ』絶対言わないその言葉」を含め、16本が作り替えられた。
佐藤裕之校長は「看板のおかげで交通事故は減っています。1150人が通う市内で2番目に大きな学校ですが、こうして汗を流してくれる保護者と、140年の学校の歴史を紡いできた地域に支えられ、子どもたちは温かで安全な学校生活を送っています」と話していた。
(2014年11月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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