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St.Mariannaしんゆりリボンズハウス~乳がん患者を支えて

あさお区民まつりに参加した時の様子
「St.Mariannaしんゆりリボンズハウス」は、乳がん患者の不安と不便に寄り添ってサポートする団体である。会長に聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター院長の福田護さんを迎え、2011年から活動を始めた。ボランティアメンバーには、地域の乳がん体験者が多い。
既に乳がんになった患者を支える「ピアサポート活動」、正しい治療を受けるための「良質で正確な情報の発信」、そして乳がんで悲しむ人を少しでも減らすための「ピンクリボン活動」などを実施し、生活面や精神面のサポートを続ける。
毎月第2火曜日に新百合ヶ丘駅近くの同センターで交流会を開催するほか、あさお区民まつり参加=写真=など年に数回、イベントを行っている。
交流会では患者の「どうしたらいいんだろう」という悩みに対し、その人の悩みに寄り添ったサポートを心掛ける。「入院するときに何を持参すればいいのか」といった具体的な悩みにも、自らの経験を踏まえて対応する。
副会長の栗橋登志さんは話す。「私自身、乳がん患者として治療と生活と地域をつなぐ必要があると感じました。メンバーは皆『自分たちが体験したつらかった思いを、ほかの人にはしてもらいたくない』という思いで活動しています。乳がんで悲しむ人がいなくなる時代が来ると信じ、今後も活動していきます」
(2014年12月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・昆野夏子)

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