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ひととゆめのネットワーク~感動を与え 科学好きに

実験教室の様子
「博士!ハカセ!」と子どもたちの呼ぶ声が岡上小学校わくわくプラザに響く。白衣姿は「ひととゆめのネットワーク」の人たち、企業を定年退職した技術者の方々だ。「子どもたちに科学の不思議な世界を、実験を通じて体験してもらい、感動を与え、科学大好きな青少年を育てたい」と2000年7月に発足、現在16名で活動している。
今回のメーンテーマは、備長炭を使った電池づくり。博士の指導の下、電気が起きて小さな扇風機が動いた瞬間、「すごい!すごい」の声が上がる。成功せずに泣いて帰る子を、一人も出さないことを大切にしている。
実験教室は豊富なメニューをそろえ、県内を中心に年40回ほど出前教室を開催。昨年は延べ1200人ほどの子どもに科学の面白さを伝えた。夢は、この教室が全国的に展開されること。そのためには、先生だけでなく、経理・宣伝など企業と同じ機能が必要。
「シニアの方々の経験を活かす場面が必ずある、多くの人に参加してほしい。シルバーパワーが、今の日本の大切な資源です」と副代表の小林敏雄さん(72)は語った。連絡先は江口宏明代表 電話045(972)7561。
(2011年2月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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