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机上防災訓練研究会~地域つなぎ 防災力強化

防災訓練のまち歩きを行ったときの様子
「災害被災時にどのような行動をし、何ができるか対応能力を高めたい」と、町内会やマンション組合、赤十字防災ボランティア活動などで防災に携わってきた人たちが、幸区で机上防災訓練研究会を立ち上げた。
幸区は川と線路に囲まれ、大災害時に陸の孤島になりかねない。被災3日間は自力で対処しなければならない。行政に頼るのではなく、個人や家族が地域で備える必要がある。そうした防災意識や知識を高めるため、2007年9月から4年間、幸市民館市民自主企画事業の中で学習や実習活動を行い、PTAの成人学級やマンション組合にも出前講座を行うまでになった。
1月30日、講義を受けた後、まち歩きを行った=写真=。災害時に問題になりそうな場所、役立つものや施設を見つけ、地図やカメラに記録していく。そこで防災の視点でまちを歩くこつを学び、自助・共助に役立てようとする狙いだ。
野村理(ただし)代表(82)は訴える。「人間は一度体験したことでないと、いざという時に判断できない。小さな地域で防災を考え、地域をつなぎ守ろうとすれば、防災力は強化される」
(2011年3月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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