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NPO法人ジェントルハートプロジェクト~子どもたちに 何があったか

公演会の様子
いまだなくならない子どもたちのいじめ。最近では携帯電話の普及でさらに巧妙化しているという。NPO法人ジェントルハートプロジェクトは、いじめによる自殺などでわが子を失った親たちが中心となり、悲劇を繰り返したくないと2003年に立ち上げた。
活動は学校などで子どもたちと共に、いじめを考えるための講演会=写真=や、子どもが残していった言葉を添えた、在りし日の写真の展示会。またコンサートなども。
「子どもの自殺は相変わらずなくならない。大学生を含めると、年間900人くらいいます」と青山正彦事務局長は話す。「残された親たちは、何よりも事実が知りたい。追い込まれ死んでいった子どもに何があったのか。そのためには、自殺の直後に調べを始めないと駄目なんです」
多くはうやむやになってしまうという、自殺の原因。「毎年たくさんの子どもが命を失う。こんな大きな問題がいつも簡単に終わってしまうのはなぜ?」。メンバーたちは疑問を投げかける。
(2011年6月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐川麻理子)

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