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NPO法人リール理事長 菊池明美さん~笑って学んで まちおこし

菊地理事長が作成したビーズ作品を披露する様子
菊池明美さんがこれまで携わってきた大好きなもの、それは「ビーズ」「子ども」「落語」。これらを生かして、まちおこしができたらと、大学のセミナーや市主催の勉強会に参加し、取り組んできた。
ビーズとの出会いはもう20年。自宅を開放し、同世代のママたちに教えたことがきっかけで、今では90歳近い女性たちも楽しみに通ってくる。ビーズを通じて地域の子どもたちとも出会った。何でも捨ててしまう今の子に物の大切さを説き、大事なのは「のびのびとした発想よ」と伝えると、自信をつけた子の顔は変わっていった。
プロの落語家との偶然の出会いも、まちおこしの強力な味方となった。「本物の落語で、子どもたちを笑わせたい」と、「子ども落語教室」を開く。また、川崎区で定期的に「東田公園寄席」を開催している。
そんな菊池さんの思いと仲間たちとの活動が昨年、実を結んだ。文化芸術活動を広めるNPO法人「リール」を立ち上げたのである。フランス語で「RIRE(笑う)」、「LIRE(読む)」と二つの意味をもつこのNPO法人は、人々の笑顔に支えられている。
(2011年7月2日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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