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ダンス・デ・コミュニケーション たまたまなかま~見て、踊って、感じて

活動の様子
「ろうそくの火を消さないように動いて」「自分が風になって」。講師のさとういくさんの声が会場に響く。毎月一回、「バリアフリーなダンス」を思いっきり楽しもうと、障がいのある人・ない人、年齢もさまざまなメンバー20人が集う。
CDなどの音楽は使わず、太鼓や声に合わせて体を動かす。精いっぱい、即興で動く障がい者もいれば、孫と一緒のおばあちゃんもいる。今までおとなしかったメンバーから「カツラをかぶって踊りたい」「リボンを使ったら」と、だんだん積極的に声が出る。
障がい者も健常者も、皆が笑顔で自然に一体化し、そこに垣根はない。「誰でも、その場で、無理なく」がモットーのこの団体。スタートは11年前、多摩市民館主催のコミュニティーダンスの講座だった。
毎回、朝10時のスタートは自己紹介のパフォーマンス。次はお楽しみのマッサージ。「パンを作ってみたの」「お相撲を見に行ったよ」と、楽しいおしゃべりに花が咲き、メーンのダンスで、あっという間の2時間が終わる。代表の紙屋未央さんは語る。
「多摩で、たまたま出会った仲間のイメージで団体名をつけました。どんな人でも楽しめるダンスです。とにかく来て、見て、踊って、感じてください」。来年3月には、同市民館主催の「学びのフェア2012」に出演予定だ。
(2011年8月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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