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外国人の子育てひろば~出会い、外へ広がる輪

おしゃべりする外国人ママたちと日本人スタッフの様子
多摩市民館の児童室から、毎月第2金曜日は「外国人の子育てひろば」に集う外国人親子と日本人スタッフの明るい声が聞こえる。スタッフや他の親と遊ぶ乳幼児、おしゃべりする母親たちを、岩崎晶子代表が見守る。
実際に、「ひろば」で仲良くなった母親同士が、お互いの友人知人を招いてホームパーティーを開き、さらに知り合いの輪が広がったこともある。横浜市内から通う韓国出身の母親は「子どもを見合いながら、離乳食の作り方や母国語との付き合い方についておしゃべりできる」と話す。
ソフィーさん(フランス出身)は一昨年、楽しい遊び場所を探して区役所を訪ねたが、「ひろば」の存在を知らずに帰った。昨年、友人のキャシーさんイギリス出身)から紹介されて初めて参加。「アパートのすぐ裏に『ひろば』があったのに、知らなかった」と驚く。キャシーさんも「(外国人登録などの機会に)最初から情報をもらえれば」と願う。
子育てや文化の違いに一人で悩んでいても、「ひろば」に来れば、その悩みを共有できる。こうした外国人の親が安心して集えるコミュニティーは貴重な存在だ。
設立10年目を迎え、「多摩区で子育てしている外国人ママ・パパに、『ひろば』に来てほしい。そして、親たちが出会い、外へ交流を広げてほしい」と岩崎さんは話す。
連絡先は多摩市民館 電話044(935)3333。
(2011年8月27日神奈川新聞掲載 市民記者・有吉見緒子)

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