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ハッピークラウン・原三恵子さん~笑顔の輪を広げたい

「ハッピークラウン」のメンバーの写真
サーカスの花形スターとして、滑稽な芸を演じる「クラウン」。プロのクラウンの心優しい演技に触れ、そのとりこになった原三恵子さん。「楽しくなければクラウンじゃない」と、その時感じた思いは今も変わらない。
長年の絵本の読み聞かせの経験から、いかに子どもを夢中にさせるかを、自分なりに手探りで考えてきた。5年前に市民講座に参加、クラウンの歴史やメークを学び、ジャグリング(曲芸)の技術を覚えると、それはまさしく自分の目指す道とつながった。受講生仲間で「ハッピークラウン」を立ち上げて3年、3人の仲間とさまざまな施設や町のお祭で笑顔を振りまいている=写真=。
高齢者には一緒に遊べる雰囲気を大切ににし、幼稚園では若いパパやママにも参加してもらい、腕の見せどころのボールや皿回しのジャグリングで、会場が一気に盛り上がる。「I CAN DO IT!(やればできる)」は大好きな言葉だ。
時には、心無い言葉を掛けられ、無作法に触られたりと落ち込むこともある。しかし、それよりも道行く人の笑顔から受ける喜びの方が大きい。
現在もクラウン専門学校に通う原さんの夢は二つある。ふれあいの少なくなった地域住民とイベントを開いて、人の輪を広げること、そして2歳の孫とペアで舞台に立つことだ。
(2011年11月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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