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NPO法人幸まちづくり研究会~次代へ水源の森育て

ドングリの苗木を植樹している様子
山や森は毎日飲んでいる水を育み、生き物の命を育む。しかし水源の森は荒廃が進み、このままでは安心して水を飲むこともできなくなる。「幸まちづくり研究会」はそんな思いで、水源の森を育て次世代へつながる命の森づくりに取組んでいる。
昨年11月26日、体験型イベント第8回ネイチャーフェスティバルを開催した。会場の幸区新鶴見操車場跡地「新川崎ふれあい公園」に親子を中心に68人が集まり、植物生態学の藤間熈子先生の指導で、ドングリの苗木100本を植えた。主に川崎で拾ったドングリから育て上げ、そのポット苗の里親を募集し、各家庭に1年間預けたものだ。また、山梨県北杜市の地元NPOの協力で水源の森を守る森林整備を続けてきたが、昨年、新川崎で育った苗も植樹した。
会の前身は操車場跡地の有効な活用を求める市民運動から生まれ、幸市民自主企画事業で地域の歴史調査から始めた。また、行政、企業、市民の協力を得て、フォーラムやどんぐり教室なども行ってきた。改名してNPO法人を取得し、「幸せの森」として操車場跡地を再生する計画を市長に提出した。
「働く人、企業の経営者、住む人皆が幸せを感じるまちや森づくりを目指したい」と代表理事の千葉美佐子さん(56)は語る。
(2012年1月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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