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AAG~絆の大切さ演劇で伝える

音楽劇の稽古の様子
「演劇芸術で、地域に貢献したい」。現役の俳優、大森啓祠朗さん(55)、橘憲一郎さん(46)、小林拓生さん(45)が、麻生区で始めた「AAG(あさおアートグループ)」は、市民参加の本格的な演劇公演を行う活動だ。
参加者は、10代から60代までの女性が中心。「リラックスしたい」「自分を表現したい」「俳優になりたい」など動機はさまざま。現代社会の厳しい状況の中で、少しでも潤いや心の豊かさを共有したいと、プロの市民の集団創作にこだわり、活動している。
大森さんは「よい言葉に巡り合って、人が元気になる。心に反射する言葉で、役者の演技も変化します」という。
現在、稽古中の音楽劇「星の街の花嫁」は、作詞作曲や衣装制作、台本作りまで出演者みんなが知恵を絞り、創造を膨らませ、楽しみながら、クオリティーの高い創作劇に挑戦している。
AAGは、2月24日「下北沢演劇祭」で上演する。「滅びそうな、地球によく似たネパンタール星に、ひとりの女が現れて…」物語は展開する。
小林さんは「みんなでつくり上げた本作品の主題は、人間の絆です。この作品で、3.11以後の日本文化・演劇界にインパクトを与えていきたい。そして、麻生発の本格的な演劇で全国に、未来に、発展させたい」と語る。
(2012年2月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

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