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NPO法人すくすく~障がい児育つ放課後

スタッフが見守る中で自由に遊ぶ子ども達の様子
多摩区菅にある「NPO法人すくすく」では、障がいのある子どもの一時預かりや個別療育、発達相談、音楽教室などを通じ支援をしている。並べた積み木を勢いよく倒す3歳の男の子は「上手だね」という指導員の言葉にうれしそうな顔をみせる。
この団体は、障がい児の母である西村博美さん(副代表)が自分の住むまちで子どもを預けられる場を作りたいと、療育機関で勤務している尾串吉崇さん(代表)とともに、2010年に立ち上げた。翌年には、市の指定事業者として障害児一時預かり事業を始めた。毎日開所しており、幼児から中学生までの子どもが通う。
子どもたちが理解しやすいように指導し、たくさん褒めていくことを大切にする「応用行動分析」に基づいて、一人一人の指導計画を作り、スタッフや保護者と共有している。
同法人では、市外の子どもでも利用できる音楽教室も開講している。「ピアノを練習することで、楽器の演奏に必要な、指先の力を育て、模倣することを学んでいます」と講師でもある西村さんはいう。
「子どもたちを長い期間で支援し、必要とするときに適切なサポートを行う」。それが、この法人が目指していることだ。
(2012年4月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・志田麻依子)

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