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NPO法人KAWASAKIアーツ~地域一帯で文化発信

野外上映会の様子
2006年、NPO法人KAWASAKIアーツは「KAWASAKIしんゆり映画祭」の実行委員会から生まれた。映画やイベントの好きなボランティアたちが17年間「映画をつくる人、みる人、みせる人が一体となって支える」映画祭を運営し、「それぞれの生きがいを求めて参加する場に成長」させてきた。
夏の野外上映会=写真=では麻生小学校が校庭を提供、地元の日本映画大学の学生たちが多数参加して会場設置や撤収作業に力を出す。映画祭開催中には「あさお区民まつり」も同時開催され、映画祭の宣伝に一役担う。商店街は割引クーポンを発行して支えた。こうした地域の多くの人や団体が協力している。
さらに、中学生が映画制作に挑戦し、完成作品を映画祭で上映してきた。今年、その1期生が制作事務局に加わる。
「目が見えない人も映画を楽しめるようにしてほしい」との一本の電話からバリアフリー映画制作を始めた。専用設備のある川崎市アートセンターの劇場で、映画祭の作品に場面展開を説明する副音声ガイドや日本語吹き替え、耳の不自由な方に日本語の字幕を付けて上映している。
大垣隆義さん(38)は活動歴6年。「地域発の文化的イベントを起こす、発信基地の役割を目指したい」と語る。
(2012年5月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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