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クローバーの会~幸せな出産を考える

子育て談義に花を咲かせるお茶会の様子
「安心して産める場所を川崎市から失くさないで」。その願いを込めてこの「クローバーの会」が立ち上がった。3年前、多摩区にある稲田助産院が嘱託医閉院のため閉業の危機に陥ったことをきっかけに、そこで出産した母親たちが院の存続を望みスクラムを組んだ。そして、お産環境の勉強会を開き、一人一人が声を上げようと、市などに働きかけた。
現在では、8人ほどのメンバーを中心に、子どもを産んだ人、妊娠中の人、これから産みたい人など約40人の会に発展した。毎月のお茶会では、子育て談義に花が咲く=写真=。
時には医師まかせの「産ませてもらう」出産から自分らしいお産のあり方について各自が意見を述べ合う。そして、その思いは来月に開催予定のイベントとして実現する。7月1日、7日と多摩市民館で「私が主役のお産をえらぼう」というテーマの講演会を開催する。参加費は無料。
代表の吉田美穂子さんは語る。「幸せなお産とは、自分と赤ちゃんの心と体に向き合うことだと思います」。活動の目標は5年後、誰でも気軽に出産や子育ての相談ができる場所「お産よろず小屋」を開設することだ。
クローバーの会のメールアドレスはclover.inochi@gmail.com
(2012年6月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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