文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >ミュージアムボランティア~心配りと笑顔でサポート

ミュージアムボランティア~心配りと笑顔でサポート

講師の話を聞く小学生たちの様子
「二ヶ領用水ってなに?いつ、だれが作ったの?」。市内の小学4年生が、学校ごとに川崎市市民ミュージアムに来館。二ヶ領用水の歴史、役割、その時代の生活について体験学習をしている=写真=。
講師の解説に合わせボランティアスタッフがタイミング良く鍬(くわ)・箕(み)・蛇籠(じゃかご)・筵(むしろ)などを手渡す。川を掘る際に出た土を運ぶための「もっこ」を担ぐ体験では、土に見立てた重さ5㌔の袋の数を調節するなど、子どもたちの安全を考慮し、細かな心配りをする。
このスクールプログラムサポートをはじめ、館内外で開催されるイベントをサポートする。館内レストランでのママカフェ運営や親子で鑑賞できるベビーカーツアーを支えるチャイルドサポート、民俗・考古・歴史の資料を来館者にわかりやすく解説する博物館展示ガイド、子どもから大人まで楽しく学べるワークショップなど、ミュージアムボランティアならではの企画を提案し運営も行う。
8月からは常設オブジェやアートギャラリーの作品を解説する美術館展示ガイドも始まる。総勢77人が7グループに分かれて活動する。
リーダーの江原和人さんは「市民とミュージアムの懸け橋となり、親しみのある参加型ミュージアムを目指しています」と話す。市民ミュージアムのHPではボランティアメンバーによるブログも紹介している。http://www.kawasaki-museum.jp
(2012年6月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業