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川崎市鍼灸マッサージ師会研修部~ランナーをサポート

往田副会長の写真
社団法人・川崎市鍼灸(しんきゅう)マッサージ師会(中原区)に登録する人たちは3年以上の専門教育の後、国家試験に合格した人たち。全盲、弱視の人たちを含め現在160人が登録し、技術とコンプライアンス(法令順守)意識の向上などに努めている。
研修部の部長で、社団法人の副会長も務める往田和章さん(41)=写真=たちは「会員の市民とのふれ合い、スポーツ現場での施術体験と鍼灸マッサージの普及」を目的に多摩川マラソンや駅伝の場面でランナーたちへサービスを提供している。2008年からの活動で、延べ262人の会員が1325名に施術してきた。弱視の会員も駅伝ボランティアで協力している。
来所者には高校生ランナーたちもいる。「有名スポーツ選手が鍼(はり)治療をしたなどが伝わったり、指導の先生に勧められてということがあるようです」。両足がけいれんして動けなくなったランナーも一人二人運び込まれる。筋肉をほぐして歩いて帰れるまで回復させている。
川崎市が準備してくれる大型テントとベッドも年々充実してきた。「ランナーから好意的に受け止められた結果でしょうか」と会員たちの活動の励みになっている。休日と重なることが多いボランティアだが会員の協力を得て継続している。
(2012年6月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

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