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なかはら散策ガイドの会~地域知り好きになれ

小学生たちと出前授業を行った時の様子
 超高層住宅が立ち並ぶ中原区には歴史や名所など見どころも多い。それらを知ってもらおうと、2009年6月に中山博夫さんを会長として「なかはら散策ガイドの会」が発足した。08年9月に開催された「区内観光ガイド育成講座」の修了者30人が参加した。
小学生に二ヶ領用水の歴史の出前授業を行ったり、市民を対象にした街歩きと歴史講座も開く。街歩きの“リピーター”からは「こんなコースを」との希望が出るほど好評だ。
会員が地元の旧家や寺の住職を訪ね資料集めをし、中原区役所とともに「なかはら二ヶ領用水と昭和の風景」の冊子を作成した。
二ヶ領用水で投網漁をしている写真に驚いたり、町内会役員が一堂に集まり話してくれた昭和初期の生活に感動したり、地域を見る目が大きく変わった。
現会長の高橋秀雄さん(68)は「地元の皆さんに教えていただいたりして、中原の歴史に触れたことにより、自分の住んでいる街の魅力をたくさん見出すことができた。市民の皆さんにも中原の街を散策しながら魅力探しを楽しんでほしい」と語る。
同会では9月3日から「なかはらの魅力発信講座」を開催する。申し込みは中原区役所地域振興課 044(744)3324。
(2012年8月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

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