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フローラかわさき~花壇に広がる緑と夢

花壇の植え替えの様子
JR川崎駅東口広場には、道行く人が思わず目をとめる花と緑に包まれた花壇がある。この花壇「ハローガーデン」は市民活動団体「フローラかわさき」(現会長=御厨道夫(みくりやみちお)さん)のメンバーが見守って10年になる。
きっかけは、駅前の緑化と放置された自転車撤去を目的とした花壇を作ろうという市からの呼び掛けであった。それに応え、花を愛する人たちが市内各地から集まり25人でスタートした。会の名の由来は「女神のような美しさ」をイメージした。
年に2回の植え替え日には、大雨の日も酷暑の日も全員が参加する。日ごろの雑草取りや水やりも欠かすことができない。
1500株で構成する花の芸術作品はこれまで、「音楽のまち・かわさき」を表したト音記号や、緩やかに流れる多摩川などのデザインがあった。今年5月には川崎市のシンボルマークを花で表現した。大人と手をつないで歩く子どもも、指をさしながら立ち止まって見ていた。
「花を愛(め)でてやまない仲間の輪が広がりました。趣味の短歌にも花をいかしています」と語る板垣浩祥(いたがきひろよし)元会長。最近の短歌は「川崎の 駅前花壇 花植える 好きさこの町 夢作る町」である。問い合わせは、hirofarmer36@jcom.home.ne.jp
(2012年10月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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