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ペンタゴン~演奏で癒やしを届け

訪問した高齢者施設で演奏する様子
「ペンタゴン」(代表:森下和代さん=写真左=)は地域の高齢者施設などを訪ね、ウクレレ、ミュージックベル、フルートなどの楽器演奏で音楽の楽しさと癒やしを届けている。
活動のきっかけは勤務先のクリスマス会。「演奏したミュージックベルが好評で、私たちも楽しかった」から。根っからの音楽好きが「一般の人たちにも聴いてほしい」と今も通うカラオケルームで練習を始めた。集まった5人が心を合わせて演奏しようと願いペンタゴン(五角形の意味)と名付けた。
初めて多摩区の施設へ「ボランティアで演奏します」と申し入れたのは2009年12月。練習した8曲を演奏した。大きな声で歌ってくれたお年寄りが別れ際に「良かったわ、またきてね」と目を潤ませ、手を取り喜んでくれたとき「続けたい気持ちが湧きあがった」。
レパートリーは童謡、ポップス、映画音楽など80曲以上。「涙そうそう」「お富さん」などはどこでも好評。喜んでくれる人や心が通い合う仲間がいて、上達も実感できることが励みだ。「これからも、細く長く続けたい」と言う。家族も仕事も大切にしたいから、活動は土・日のどちらか一日だけ。家族は「次はどこへ」と関心を示してくれている。
(2012年12月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

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