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エンゼルフィッシュの会~お魚みたいに泳ごう

障がいのある子どもたちに水泳を教える母親たちの様子
宮前区や高津区に住む障がいのある子どもの母親たちが中心になってこの会を立ち上げたのが約30年前。「障がいのある自分の子どもに水泳を習わせたいが、受け入れてくれるところが少ない。自分で資格を取って教えよう」という強い思いだった。会の名前は「エンゼルフィッシュみたいにスイスイ泳げたらいいな」にちなむ。
高津区にある川崎市民プラザのプールで毎週月曜日に教室を開催。午前は障がい児者の母親が水泳を学び、午後は母親もコーチとなり、障がい児者を教えるシステムはずっと変わらない。子どもの卒業後も、母はコーチとして残ることもある。
現在、小学年から40代の大人まで約20人の生徒を6人のコーチが順番に1対1で教えている。
体の大きな男の子が、一回り小さな女性コーチのもとにビート板と格闘しながら泳ぐ。バタ足の水しぶきをあげながら息の続く限り一直線だ。約20分の指導の後は親と一緒に潜りあったり、遊んだりと、2時間はあっという間に過ぎる。
栗山和子代表は語る。「障がいの程度は一人一人違います。その子に合った指導法は試行錯誤しながら、日々勉強です」
障がいがあっても水泳を楽しめることを多くの人に伝えたいと会員を募集している。連絡は栗山代表 電話044-932-9961。
(2012年12月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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