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パン工房ひよこ~私たちのパンをどうぞ

パン作りの様子
宮前平ショッピングパークにあるパン工房ひよこは、社会福祉法人みのり会が運営する地域活動支援センターだ。知的障がいのある10人の利用者を数人の職員がささえて営業している=写真=。
所長の大坪明日香さんは、9年前、10人分の仕事を保障でき、仕事を通して社会とつながりを持てる作業はないかと考えた。そこで思いついたのが、パン作りだ。半年間の修行を経て、平成12年にパン工房ひよこを立ち上げることができた。
利用者は朝早くから、パンの生地を原材料から練りあげる。「小麦粉の量を間違えたこともあるし、生地を丸める作業は難しいけれど本当に楽しい。お客様からおいしいですねといわれると張り合いが出ます」とキャリア8年の荒木愛美さんはうれしそうに話す。
「利用者はここでの経験から、仕事に関係したニュースなどに関心を持つようになりました。福祉の業界に限らず他業種でも、ちょっとした手助けが障がい者が地域の一員になるきっかけになります」と大坪さんは、はつらつと語る。
(2009年3月14日 神奈川新聞掲載 市民記者・小林光治)

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