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川崎ふれあい館多文化交流学級~伝えていこうこの街の風景

多文化交流学級の様子
「サー 君は野中のいばらの花か サーユイユイ」。会場の沖縄料理屋「ゆんたく」から「安里屋(あさどや)ユンタ」の歌が三線(さんしん)の音とともに響く。
これは川崎ふれあい館が「エスニックな私たちの街再発見」と題して行った多文化交流学級「琉球にふれる」コースのひとこまである=写真=。これを皮切りに、「コリアンの街の草の根交流」「フィリピンにふれる」など5回にわたる連続講座が開催された。
川崎区という多文化の街を歩き、本場の料理を食べ、地元の人の話を聞き、音楽を生で聴くという実体験。
「味」「語り」「音楽」であらためてこの街の歴史や文化を見つめ直そうという試みだ。スタッフの金迅野さんに話を聞いた。
「風景は時代とともに変わっても、忘れてはならない風景があります。消滅した風景の中で埋もれた歴史や文化を掘り起こすことで、若者たちに目に見えないものを見る感覚を養ってほしい」。
ソーキそばに舌鼓をうちながら「新鮮な企画で楽しめた」とは参加者たちの感想であった。
(2009年4月4日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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