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マザーカウンセリング協会~まずは相手と向き合って

勉強会の様子
過去と相手は変えられないが、未来と自分は変えられる、そんなカウセリングの大切さを説く「マザーカウンセリング協会」。
柳井勇・江利子夫妻が神奈川事務局を立ち上げて5年になる。まずは相手の気持ちを認めて聞くことが原点だ。聞いてほしいという悩みの内容も年々深刻化してきた。毎月開く勉強会=写真=では、参加者自身の体験談により話す人、聞く人の壁がなくなる。初対面の緊張感も、涙と笑いで和んでくる。
現在、特に子どものために家族や社会の人間関係の、より良いかかわり方を見いだすことに力を入れる。不登校問題では、子が「学校に行かない」のか、「行けない」のかと目線を変えてみる。もし行けない理由があるのならその子の立場になって考えてみる。
「話すことによって傷ついた心が軽くなった」という参加者の喜びの声は、親と子の関係修復に大いに役立つ。江利子さんは語る。「子の病にフタをするのではなく、向き合い方を変えると薬がいらなくなることもあるのです」
(2009年5月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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