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喫茶室いくおう川崎~支えあいの小さなショップ

スタッフたちの接客の様子
川崎市立川崎病院の総合受付。その奥の中2階にある「喫茶室いくおう川崎」は障害のある5人の店員さんと2人のスタッフで、コーヒーや軽食、パンなどのメニューを提供している=写真=。
ゆっくりとした「いらっしゃいませ」の声。両手で抱えられるように運ばれてくるコーヒー。20数人ほどが入れる小さな店だが、ここには大病院のにぎわいを忘れてしまうような空間がある。
「みんな得意なことで力を出しあっています」責任者の伊豆さんは話す。ランチタイムなどの立てこんだ時間には、店員さんたちはそれぞれできることで対応し、支えあって店を切り盛りする。
「忙しいときには調理や後片付けも手伝いたいけれど、できないのがくやしい。でも、店は生き甲斐です」。そう話すのは足が不自由なため、レジを専門に担当する店員の関野さんだ。
「お客さんの中には車いすの人や点滴を携えてくる人もいます。病院という場所で私たちだからこそできることをしたい」スタッフ達の思いは尽きない
(2009年6月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐川麻理子)

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