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環境を考え行動する会~ダンボールで生ごみ堆肥に
2007年8月に麻生区在住の主婦10人が、少しでも良い環境を次世代に残したいと活動を開始。最初は温暖化反対の署名活動を進めるなど手探りだったが、1周年記念行事で講演してもらった未来バンクの田中優さんの話をきっかけに、「ダンボールコンポスト」を利用した生ごみの堆肥(たいひ)化に取り組み始めた。
毎日家庭から出る生ごみを燃やさず活用することで、二酸化炭素(CO2)を削減し温暖化防止に取り組めるこの活動に身近な問題として着目。市民館などで説明会を実施し、地域の人たちとの交流を楽しみながら活動をしている。=写真=
口コミから話題を呼び、現在300人近い実践者が。麻生区以外からの問い合わせも多い。人気の秘密は、ほとんどの生ごみが微生物の力で消えてしまう自然の営みの不思議さと、手軽さか。「コンポストのスタートセットを準備、失敗のないように追跡アンケートをして、顔が見える関係を大事にしているので、人手と時間が足りないのが悩み」とリーダーの天野悦子さんは語る。求む、サポーターだ。
(2009年7月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)