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朗読の会りんどう~母への思慕や平和を題材に

朗読舞踊劇の様子
「いつか、父と朗読会を開きたい」。舞台役者の経験を持つ平出圭さんのつぶやきをきっかけに、年齢や障がいの有無に関係なく地域の人びとが集まり、2006年から麻生区で朗読舞踊劇を上演している=写真。もっと小ぶりでもいいから続けたいと、圭さんを中心に、父の恭司さん、小山羊子さんらと「朗読の会りんどう」を始めた。
母を乳がんで亡くし、自らも同じ病を経験した圭さんは、朗読会「お母さんへ、お母さんになる女性へ、お母さんを愛するすべての人へ」で、母性に象徴される人間愛、乳がんの早期発見の大切さを呼びかける。
また、戦争を知らない世代に、その悲惨さ、愚かさ、平和の尊さを伝える朗読会を開催。台本を手にしているが、動きがある。読み手以外が、せせらぎや爆撃音、壕(ごう)の中の息づかいを表現、衣装や演出にも工夫を凝らす。
「平和とか戦争とか、あえて題材にしなくていい時がくれば」と夢を語る。
あす9日15時から多摩市民館で『平和について思うひと時3』を上演する。
連絡先は、平出さんTEL090(9145)8659。
(2009年8月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・新垣京子)

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