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畑ボランティア小瀧拓一郎さん~笑顔あふれるガーデンじい

鍬を振るう小瀧さんの写真
ここはJR南武線・津田山駅そばにある「子ども夢パーク」。正面の門を入れば、花壇に花が溢(あふ)れるように咲き、野菜畑が青々と目の前に広がる。そしてその門から歩いてきた親子やわんぱくたちに、畑の中から「こんにちは」と声がかかる。小瀧拓一郎さん(78)だ=写真。
小瀧さんがここの畑ボランティアとなって6年目になる。きっかけは、ボランティア見学会だった。手のつけようがないほどの雑草地を見たとき、思わず「私が草取りしましょう」と手をあげた。炎天下の屋外作業は大変だが、スタッフの「お願いします」という声と子どもたちの生き生きとした表情があったからこそ頑張れた。
自称「笑うガーデンじい」。トレードマークの地下足袋、麦わら、サングラスは昔のまま、「よし、やるぞ!」と作業シャツには必ず大好きな赤を着る。近所の団地の草取りも、買って出る。「体いっぱいに生きるのがモットーです」
キリストや良寛を愛し、人との触れ合いを大切にする小瀧さんの趣味は川柳だ。「這(は)う地面 除草の目線 乳母車」
(2009年8月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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