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子育て・育児者支援グループわたぼうし~ホッとできる居場所づくり

活動の様子
わたぼうしは9年前、幸市民館の家庭教育学級から誕生。子育てに悩む母親のための居場所づくり、地域の子育て支援や講座の企画などの活動を仲間とともに行う。その柱となる会を月2回、同館で開催している。
「たんぽぽの時間」は、家庭や地域で普段言えないことを安心して吐き出せる場だ。「大丈夫だよ」「みんな一緒だよ」と声を掛ける場面もある。
「ふしぎなポケット」では、人間関係やコミュニケーションの方法を学ぶ。精神を病む人のために開発されたSSTと言われる認知行動療法を2年間学習、それを継続的に学ぶために、自分たちで工夫しながらプログラムを実施している。
例えば、少人数に分かれ、Aさんが自分の嫌いなところを3分間話す。その後、みんなでAさんの良いところをほめる。嫌いだと思っていた点、欠点だと悩んでいたことをほめられて、ホッと安心できる=写真。
「家庭や地域の中でしんどい思いをしている人たちが安心していられる居場所をつくりたい」と倉方真紀子代表(40)は語る。
(2009年9月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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